ここ数日、2024年の岐阜の旅について毎日更新を目指して記事を書いてみた。
七回書いて、やっと旅全体の半分くらい、この調子ならあともう一週間あれば書ききれるなと言う感じだ。
(たった二日の旅でも、こんなにも書くことがあるんだなとちょっとびっくりもしている)
ひとつの記事を書くのに三~四時間かかっていて、あらためて「毎日取材をし」「キャンプをして」「食事も作り」「何を書くか選別して」「仕事として十分なクオリティの記事を書く」「それを一ヶ月続ける」風雨来記4の主人公のすごさが身をもって分かった気がした。
おまけに毎朝のコーヒータイムは欠かさない余裕すらあるのだから、ものすごいバイタリティだと思う。
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もう一週間あれば書ききれると言いながら、岐阜の旅についての更新は一旦ここでストップになる。
今年もちょっと長めの休暇を作って、島根への旅に出発するからだ。
去年は島根の中でも「出雲」と「隠岐」を中心に巡った。
今年は、昨年かすった程度だった「石見」をメインに旅してみようと考えている。
同じ島根でも、出雲国と石見国は文化の違う別国だった土地。
先日リリさんと鮎についての記事で触れた清流「高津川」や津和野など、行きたいところがたくさんある。
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母里ちあり、リリさんの出身は、島根だ。
作中では「島根」としか語られておらず、島根のどこかは分からない。
製作スタッフの中では明確に決まっているのかもしれないけど、作品内で明かされていない以上、プレイヤーである自分はゲーム内で明示されている情報から読み取り想像する他ない。
ヒント……というか推察の材料はいくつかある。
・「母里」という姓。
・島根の片田舎出身(片田舎=超田舎)。
・代々受け継いだ山がある。
・子供の頃から兄と共に、林や川で遊んでいた。
・一方で、「海」や「湖」の話は全く出ない。
・高校からは「都会」の学校に通っていた。
→つまり、通える距離に都会がある。
これらの条件から考えると、宍道湖や中海などの周辺や、どこにいても海が近い島根半島などは外れるだろう。
必然的に、島根の南側だと考えられる。
母里郷のあった伯太や、出雲一之宮の熊野大社近辺、あるいは雲南や、ヤマタノオロチ伝説の残る斐伊川上流、奥出雲などが該当するだろう。
山陽側、広島との県境に近い場所だ。
昨年の旅で巡った。
とはいえ、「都会の高校」という要素がちょっと引っかかりもする。
「松江市」や「出雲市」は都会なのかと言えば、もちろん「島根の片田舎」からすれば相対的に都会だと思うけれど、ここでの文脈は、
・田んぼ脇の草地に自然と腰をおろすリリ
主人公「地面に直に座るのは平気なの?」
リリ「子供の頃は野山で遊び回っていたから」
主人公「都会的な洗練された雰囲気があるので意外だ」
リリ「高校以降は都会の学校だったから自然とねー」
という流れなので、ここで言う都会とは、「東京生まれ東京育ちの主人公から見ても都会的な雰囲気が、自然と身につくくらいの都会」だと考えるのが自然だろう。
中国地方で都会というと、「広島市」がダントツだ。
もし仮に、彼女が広島市内の高校へ「家から通っていた」と考えるなら、リリさんの故郷の該当エリアは、出雲ではなく石見と考える方が妥当かもしれない。
石見だと、広島市内まで車で片道一時間くらいの地域もあるからだ。
島根から、通えなくはない――
とはいえこれも、寮や親戚の家に下宿していたとか、そもそも島根県内の高校に通っていた可能性だって十分あるからあくまでひとつの想像に過ぎない。
こうやってリリさんについてあれこれ考えるのは自分にとっては一番楽しい時間だ。
必ずしも、たったひとつの答えを見つけ出す必要はない。
色々な可能性を重ねあわせて自分の中に置いておくことで、それらが有機的にからみあってまた別の想像に連鎖していくものだからだ。
時間が許せばいくらでも考えていたいところだけど、旅をしてその土地を自分の目で体験することで、ただ考えているだけでは見つからないもの、思い浮かばないものがきっと見つかるはず。
まずは行って、それから思う存分考えようと思う。
そんなわけで、今回の旅は石見を中心に。
もちろん、去年の旅で訪れることができず心残りだった出雲の熊野大社や茶臼山を始め、出雲側にも訪れたいスポットはたくさんあるので、いつも通りはっきりとルートを決めていない。
「まずは京都から島根の西の端、津和野を目指す。それからゆっくり東に戻りながら気になったところを巡っていく」
というアバウトさで旅をするつもりだ。
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今年の春に書いたとおり、去年と違って今回は、キャンプツーリング一年生としてバイクウェアやキャンプアイテムをあれこれ準備している。
中でも大きなものでは念願の「キャンピングシートバッグ2」を導入している。
風雨来記4主人公が使っていたのと同じメーカーのツーリングバッグだ。
他にも、去年はあえて用意しなかった調理装備――ガスストーブ、シェラカップ、飯ごう、グリドルパンなどを今年はしっかり準備した。
現地で肉や魚、野菜、お米などを調達して、食べたいと思う。
楽しみだ。
ちなみに、今回はあえて導入しなかった装備として「焚き火台」がある。
キャンプでは定番中の定番、これのためにキャンプをするという人も多いほどの装備だけど、自分が旅に焚き火を導入するのは次の旅以降になると思う。
焚き火をするとどうしても片付けなどに時間がかかるので、巡りたい場所が無数にある今回の旅ではそこを省略して、そのぶんたくさん見聞を広めたい。
と、こうやって書いていると、いつものことながら書きたいことを次から次へと思いついてきりがない。
出発前だしこのあたりにしておこう。
何日の旅になるかまだはっきり決まっていないけれど、帰ってきたら、また旅の模様をここにつづろうと思う。
それでは行ってきます。
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